男性型脱毛(AGA)は思春期以降の男性にみられる進行性の脱毛で、一般的にジヒドロテストステロン(DHT)や遺伝が関係すると言われています。
DHTが髪の毛の成長期を短くするため、薄毛が進行します。
頭の生え際や頭頂部のどちらか一方、あるいは双方から脱毛が始まり、進行していくのが特徴です。
・プロペシア(ジェネリック:フィナステリド)
プロペシアはAGA(男性型脱毛症)の進行を抑え、髪の毛が生え変わる周期(ヘアサイクル)を正常な状態へ戻すためのAGA治療薬です。アメリカの医薬品管理局であるFDAでも認可されているAGA治療用の薬剤で、世界中で広く利用されています。
・ザガーロ(ジェネリック:デュタステリド)
ザガーロはプロペシアに次いで厚労省に承認されたAGA治療薬です。
ザガーロの発毛効果は、プロペシアの約1.6倍といわれています。
通常6ヶ月服用しないと効果が実感できません。また、効果が現れた後にザガーロの服用をやめてしまうと、再び髪の毛が元の状態に戻ってしまいます。治療の継続については医師にご相談ください。
性欲減退(プロペシア1.1%、ザガーロ5.8%)・勃起不全(プロペシア0.7%、ザガーロ5.0%)・射精障害、肝機能障害などが報告されています。
・1日1回、1カプセルを毎日忘れずに服用しましょう。食事の影響を受けませんので、いつでも服用できます。
・女性や子供は服用しないでください。また、カプセルから漏れた薬剤に触れないでください
妊娠している女性では、男子胎児の生殖器官などの発達に影響をおよぼす恐れがあります。
・カプセルをかんだり、開けたりせずに服用してください
カプセルの内容物は、口やのどの粘膜を刺激する場合があります。
・前立腺がんの検診を受ける予定のある方は、検査を実施される前に医師にプロペシア、ザガーロを服用していることをお伝えください。
プロペシア、ザガーロは、前立腺がん検査で測定されるPSA値を約50%低下させることが知られています。したがって、測定したPSA濃度を2倍した値を目安として評価してください。
・プロペシア、ザガーロ服用中は、献血をしないでください。
プロペシアは服用中止後1ヶ月、ザガーロは服用中止後6ヶ月は献血をしないでください。