季節の変わり目に、手のひら・足の裏に痒みを伴う小さな水ぶくれと皮むけが生じる皮膚の病気です。
2~3週間で自然に治ることもありますが、良くなったり悪くなったりを繰り返し、慢性化することもあります。特に湿疹病変を主体とする場合に異汗性(いかんせい)湿疹と呼びます。
多くは原因不明ですが、①金属アレルギー、②アトピー性皮膚炎、③多汗症、④ストレス、⑤薬剤などの関与も報告されています。
保湿剤(ヘパリン類似物質や尿素軟膏)を手・足の裏全体に使用します。
湿疹があればステロイド外用薬を使用します。
痒みが強い場合は、抗ヒスタミン薬を内服します。
金属アレルギーが関与している場合は、金属のパッチテストや歯科金属の除去などを検討することもあります。